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お歳暮の由来とこれだけは知っておきたい最低限のお歳暮のマナー!

11月に入ると年末に向けていろいろと忙しくなってきます。またこの時期になると、日頃からお世話になってる人に感謝の気持ちを込め、品物を贈るお歳暮を考える時期にもなります。そんなお歳暮ですが、意外と由来や守るべきマナーを知らない人もいるのでは?そこで今回はお歳暮の由来や、最低限知っておくべきマナーをご紹介します。



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お歳暮の由来

その昔、年末から正月にかけて、先祖や年神様を迎える「御霊祭」で、お供え物を嫁いだ娘や分家した人達が本家にお供え物を届ける風習がありました。その後、江戸時代になると商人が年末に贈り物を持って挨拶して周ったそうです。明治時代になると、親や親戚だけでなく取引先やお世話になった人へ贈り物を贈るようになり、今のようなお歳暮の形になったと言われています。

もともと歳暮(せいぼ、さいぼ)は年末(年の暮れ)を表す言葉ですが、今では「歳暮」「お歳暮」と言えば贈り物を送る習慣を意味するのが一般的と言えますね。
 

これだけは知っておこう!お歳暮の最低限のマナー

お歳暮はただ物を贈れば良いというものではありません。最低限のマナーを抑え、気持ちの良いやり取りを行いましょう。

お歳暮を贈る相手

贈る相手に決まりはありませんが、同等もしくはそれ以上の相手に贈るのが一般的です。

  • いつもお世話になっている方
  • 既婚者はお互いの両親
  • 上司
  • 仲人
  • 兄弟姉妹
  • 親戚
  • お礼の気持ちを伝えたい友人や知人
などですが、会社の上司に贈る場合は会社によっては禁止している場合もあるので確認が必要です。また公務員の方は贈答品を受け取ることができないため、控えるのが一般的とされてます。

仲人へは?
昔は仲人へはずっと贈っていましたが、今は3年くらいが目安とされています。

 

お歳暮を贈る時期

お歳暮を送る時期は地方によって少し違いがありますが、12月初旬~20日までに贈るようにしましょう。
関連記事 → お歳暮を贈る時期はいつからいつまで?贈る金額の相場は?

贈る時期に贈れた場合は?
年末の忙しさのあまり、ついうっかりお歳暮を贈る時期を過ぎてしまった場合は、焦ることはありません。「御年賀」「寒中御見舞」「寒中御伺い」として贈りましょう。のしの表書きを変えるだけでOKです。のしの表書きは下記の通りです。

12月初旬~20日まで
「お歳暮」「お歳暮」

12月20日過ぎ~年内の場合
「寒中御見舞」「寒中お見舞」「寒中お伺」「寒中御伺」

1月1日(元旦)~1月7日まで (1/1〜1/7は松の内と言います)
「御年賀」

1月8日(松の内過ぎ)~2月4日(立春)頃
「寒中御見舞」「寒中お見舞」「寒中お伺」「寒中御伺」

 

喪中だったときは?

お歳暮は日頃の感謝を表すものでありお祝いごとではないので、贈る側、受け取り側、どちらが喪中でも問題ありません。ただし、四十九日が過ぎていない時は、時期をずらした方がいいでしょう。
関連記事 → お歳暮は相手が喪中の時、自分が喪中の時に贈ってもいいの?

 

お歳暮を頂いたときは

お歳暮を頂いたときのお返しは不要です。ただし、お礼の気持ちを伝えるのがマナーです。正式のマナーはお礼状を出すのですが、親しい関係の相手なら電話やメールでも構いません。
関連記事 → お歳暮の送り状とお礼状の例文!

 

お歳暮の贈り方

お歳暮は直接先方に持参するのが本来のマナーですが、最近はインターネットや百貨店から宅配便で贈るのが一般的となってます。

宅配便で贈る場合
親しい間柄なら電話やメールなどで構いませんが、本来なら贈り物に挨拶状を添えるか、贈り物が届く前にハガキか手紙で挨拶状を出しましょう。

持参する時
訪問は午前10~11時、午後14~16時くらいにして、朝早くや夕食どきは避けるようにします。贈り物は百貨店やお店の紙袋に入れてある場合でも、持参するときは風呂敷に包み直すのがマナーです。また、訪問する際には、事前に連絡を入れるようにしましょう。

 

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