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2016年 京都・祇園祭の見どころは?日程は?

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京都の夏の風物詩と言えば「祇園祭」。祇園祭と聞くと豪華な山鉾巡行や宵山の盛り上がりなどが話題の中心になりがち。しかし今回は祇園祭について、見どころから豆知識まで盛りだくさんでお届けしていきます!夏の京都祇園祭の通情報で祇園祭を隅々まで楽しんでください。



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祇園祭の見どころココ!

祇園祭の一般的な見どころはやはり勇壮豪華な山鉾巡行です。しかし実は山鉾巡行だけを見ていては本当の祇園祭を楽しむことはできません。おすすめの見どころを大小取り混ぜてご紹介します!
 

お祭りはやっぱり夜が楽しい!「宵山」

祇園祭の人出は例年何十万人とも言われ、天候に恵まれた2014年の宵山はなんと34万人、台風直撃の2015年ですら宵山には10万人近くの人が訪れたとされています。

祇園祭の宵山は毎年変わらず7月16日。次の日に山鉾巡行を控えている町は独特の雰囲気に包まれており、町には浴衣姿の人が多く繰り出してお祭りの気分を盛り上げています。

宵山の京都市街中心部には、山鉾巡行で町を練る豪華な山鉾が各会所の近くに建てられており、町のあちこちからはコンコンチキ…の鐘の音と情趣溢れる笛の音が。日が暮れると山鉾の提灯に火が入り、歩行者天国になった大通りは露店でいっぱいに。そぞろ歩きだけでも楽しく過ごせます。

また、宵山では京都市街中心部の各地で山鉾を見ることができますが、ぜひ目にしていただきたいのは函谷鉾(かんこぼこ)の「提灯落し」。祇園囃子の音と共に楽しめるこの函谷鉾提灯落しは百聞は一見に如かずの代表例。実際に目にすると圧巻の一言です。

前祭宵山(7月16日)歩行者天国は18時から23時の間、四条通の八坂神社~堀川間です。大変多くの人が繰り出しているのと、八坂神社周辺は交通規制もあるので、できれば公共交通機関でお出かけください。
 

祇園祭最大の見どころと言えばやはり前祭の「山鉾巡行」

前祭(さきまつり)の最大の見どころと言えば豪華絢爛な山鉾の巡行。休み山も含めると現在35基の山鉾が残っています。前祭の山鉾巡行で目にすることができるのはそのうちの23基。

7月17日の午前9時に四条烏丸を出発し、四条河原町を午前9時40分頃、河原町御池を午前10時35分頃、新町御池を午前11時25分頃巡行します。祇園祭の前祭の最大の見どころではありますが、全国から集まった人で巡行中の人出は想像以上だと思います。

ですから、町に立ち並ぶ山鉾を目にしたいなら、巡行中より巡行前の四条通りに行くのがおすすめ。巡行前で山鉾が集まっていますし、人もまだ多すぎないので巡行直前~巡行中よりもゆっくりじっくり山鉾を見ることができます。
 

祇園祭をじっくり楽しみたいなら「屏風祭」はいかが?

前祭の期間で行われているもう一つのお楽しみに「屏風祭」があります。これは烏丸通から油小路通にかけての家屋が屏風絵を飾り、一般公開しているものです。

長い歴史をもつ店舗がもつとっても貴重な屏風や扇子なども目にすることができ、京都の歴史を感じる大変良い機会になるはず。

祇園祭の前祭の期間中にしか公開されていない建物もあるので、時間が許すならぜひ足を運んでいただきたい行事です。公開されている家屋によっては一部有料の場合もありますので心づもりは必須。
 

知る人ぞ知る?!「あばれ観音」

7月23日、南観音山だけで行われる祇園祭の行事と言えば「あばれ観音」です。この行事は後祭の期間に行われる行事で、晴天を祈願する後祭の日和神楽の終了直後に行われます。

名前の通り、観音様を「あばれさせる」行事で、楊柳観音像を台座に縛り、激しくゆすりながら町内を3周します。行事の由来や起源はまだ明確になっていませんが、古くから行われてきた地域の風物詩です。行事が行われるのは、地下鉄四条駅からほど近い百足屋町で、7月23日23時頃より始められる予定です。
 

「後祭」の山鉾巡行&花笠巡行もお見逃しなく

現在の祇園祭が前祭・後祭となったのは3年前。3年前までは前祭と後祭は統合されており、後祭の代わりに花笠巡行がなされていました。

しかし2014年に、後祭が50年ぶりに復活。後祭の復活とともに終わるかとも噂された花笠巡行は無事継続決定しました。2016年も7月24日の後祭の山鉾巡行日には、花笠も巡行する予定です。

後祭の山鉾巡行と花笠巡行は経路などが異なりますので、しっかり確認をしてご覧ください。花笠巡行は祇園祭が始まった当初の様子をうかがえるようなお祭りで、当時をしのぶことができます。

後祭の山鉾巡行 経路
烏丸御池 午前9:30出発 → 河原町御池(午前10:05頃) →四条河原町(午前10:40頃) → 四条烏丸(午前11:22頃)
花笠巡行 経路
八坂神社 午前10:00出発 → 四条寺町 → 寺町御池(午前10:48頃) → 河原町御池 → 四条河原町(午前11:19頃) → 八坂神社(午前11:43頃)
 

2016年 祇園祭の日程は?

祇園祭は毎年変わることなく7月1日~7月31日の1か月間をかけて行われる行事です。7月1日の吉符入りから7月31日に八坂神社で行われる疫神社夏越祭まで、ほぼ毎日何らかの儀式があります。

一般的に知られていたり、ニュースになることのある儀式や行事の日程は次の通りです。

7月5日……長刀鉾稚児舞披露

前祭(さきまつり)
7月14日~16日……前祭の宵山行事
7月17日……山鉾巡行(23基)
後祭(あとまつり)
7月21日~23日……後祭の宵山行事
7月24日……山鉾巡行(10基)・花笠巡行

先述していますが、祇園祭が現在のように前祭・後祭として復活したのは2014年。2013年までは50年にわたり、前祭と後祭は統合して行われていました。

祇園祭が隆盛をしてきた頃と同じような日程で行われるようになったことで、観光客が分散し、見やすくなったとも言われています。それでも前祭の宵山、山鉾巡行、後祭の宵山、山鉾巡行などは驚くほどの人出ですので、熱中症対策を欠かさないように、楽しく京都の歴史に触れてみてください。
 

祇園祭のおすすめまとめ

およそ1200年近く続いてきた京都祇園祭。京都は7月に入ると色々な場所で祇園祭の準備などで盛り上がるようになります。京都駅や地下鉄の通路などでも、祇園祭に関した催し物があったり、展示品が飾られたりします。

宵山が近くなれば市街地のあちらこちらから、祇園囃子の音が聞こえ、夏の風情は一層深まります。居酒屋や小料理店、懐石料理店などでは、祇園祭の時期ならではのお料理が出されることもあり、目にも舌にも嬉しい時期です。

祇園祭へ訪れたことでいつもは見られない京都の新しい一面に触れ、また京都の夏だからこそ味わえる趣と体験を通して、あなたの今年の祇園祭がより一層楽しくなることを願っています。

 

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