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お寺と神社の違いを簡単に説明!日本人なら知っておこう!

日本人にとって身近な存在である「お寺」と「神社」ですが、その違いについて知っている人は以外に少ないのではないでしょうか?

今回は。そんな日本の文化に根付いている「お寺」と「神社」の違いを簡単に説明してきます。

お寺と神社の違いは?

まず、お寺と神社の違いを簡単に説明すると宗教の違いということになります。

お寺 → 仏教 → 仏様。仏教の施設。
神社 → 神道 → 神様。神道の施設。

ということになります。

日本人の多くはお寺も神社も両方行くという人が多いと思いますが、2つの宗教を信仰するということは世界的にとても珍しいことです。

お寺について

お寺とは仏さまを祀り、住職や僧侶が修行をしたり、一般の人に仏教の教えを説くための宗教施設です。寺院、仏閣ともいいます。

仏教は、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、ユダヤ教と並ぶ世界五大宗教のひとつで、インドに生まれた仏陀(ブッダ)の説いた教えから、紀元前500年ころから始まったとされています。

日本には約7万5000の寺院と30万体以上の仏像が存在し、最古の官寺である「四天王寺」や世界最古の木造寺院である「法隆寺」などがあります。日本の仏教は、古代から現代に至るまで、多様な宗派と歴史を持ち、日本文化に深く根付いています。

現在のお寺はお葬式、法事、お墓を守るなどの先祖供養がお寺の役割と認識している方が多いと思いますが、本来のお寺の役割は仏様を招待して仏教の教えをありがたく聞くために建てられたものなのです。祇園精舎などが有名ですね。

神社について

神社は日本古来の宗教である神道の施設で神様の住む場所と考えられています。神道は日本古来の宗教で、山や海や風などの自然に限らず人や物など、この世のあらゆるものに神が宿ると考えられており、その数や種類の多さから「八百万(やおよろず)の神々」などとも言われています。このように神道の神々は、多岐にわたり、自然や歴史、人々の生業を司る神々です。

以下は、代表的な8柱の神々です。

・伊邪那岐神
・伊邪那美神
・須佐之男命
・天照大御神
・大国主神
・八幡神(応神天皇)
・稲荷神
・天神(菅原道真公)

これはほんの一部であり、神道にはさまざまな神々が存在し、自然への感謝と慎みを大切にする考え方が根底にあります。

お寺と神社とでは参拝の仕方が違うの?

お寺と神社では、信仰の違いから参拝の仕方が異なります。仏様(お寺)、神様(神社)のどちらを拝むのかということですね。

お寺の参拝の仕方

・お寺についたら山門の前で一礼します。
・一礼の後、山門をくぐって境内に入ります。
・境内に入ったら手水舎で手や口を清めます。
・常香炉があれば煙を体に浴びて体を清めます。※常香炉がないお寺もあります。
・本堂へ進みます。
・お賽銭箱の前で一礼してお賽銭を入れます。
・手を合わせ一礼しお祈りします。拍手はしません。
・お祈りが終わったら再度一礼して本堂を後にします。
・山門の前で境内に向かって一礼して山門を出ます。

【注意点】
・山門をくぐるときは敷居を踏まないようにしましょう。
・お賽銭は投げ入れずそっと入れましょう。※お賽銭は自由です。
・手をあわせる時は音を立てずに静かに手をあわせます。拍手はしません。

【読み方】
山門(さんもん)。
手水舎(てみずや、ちょうずや)。
常香炉(じょうこうろ)。
お賽銭(おさいせん)。

神社の参拝の仕方

・神社についたら鳥居の前で一礼して鳥居をくぐります。
・参道を進みます。
・手水舎で手や口を清めます。
・拝殿についたら鐘を鳴らします。(1回から3回程度)
・お賽銭を入れます。
・二回深いお辞儀をしてから二回手を叩きます。(拍手する)
・手をあわせたままお祈りをします。
・最後にもう一度深いお辞儀をします。
・鳥居の前で振り向いて神社へ一礼して鳥居を出ます。

【注意点】
・参道の真ん中は正中と呼ばれ神様の通る道とされているので、正中をさけ参道の端を進むのがマナーとされています。
・二拍手する時は、右手を少し下にずらして二拍手します。

※鐘を鳴らすのが先か、お賽銭を入れるのが先かは色々諸説あり、当サイト内「ご利益を得る正しい参拝のやり方は?お賽銭の金額はいくら?」の記事では、お賽銭入れる → 鐘を鳴らすの順で紹介しています。

【読み方】
参道(さんどう)。
正中(せいちゅう)。
手水舎(てみずや、ちょうずや)。
拝殿(はいでん)。

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