仕事の電話対応で担当者が不在の場合によく使われるフレーズの「折り返し電話~」は正しい表現なのでしょうか?今回はこのフレーズについて考えてみます。
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「折り返し」の表現
受ける側
「折り返し」を使うフレーズは、相手からの問い合わせに対して担当者不在やすぐに答えられない時などに使う「只今、担当者が席を外しておりますので、戻り次第折り返しお電話いたします。」などが一般的な例ではないでしょうか。
かけた側
また一方で、電話をかけた際に相手が不在だったと時にも「折り返し」のフレーズを使うことがあり、「恐れ入りますが、戻りましたら折り返しお電話いただきたいのですが、お伝えいただけますでしょうか?」などのように、受ける側、かけた側の両方で「折り返し」のフレーズは使わています。
折り返しお電話の表現は間違っている??
折り返しの意味を辞書で調べると
手紙・問いかけなどに対し、間を置かず対応するさま。また、着いてすぐ帰っていくさま。すぐさま。ただちに。
折り返しの意味に「手紙・問いかけなどに対し、間を置かず対応するさま。」とあるように、折り返し電話というのは、すぐに返答の電話をくださいと言っているようのものなので不適切ですよね。
「恐れ入りますが、戻りましたら折り返しお電話いただきたいのですが、お伝えいただけますでしょうか?」この場合は、折り返しというフレーズを省き「恐れ入りますが、戻りましたらお電話いただきたいのですが、お伝えいただけますでしょうか?」と伝えると柔らかい表現になるのではないでしょうか。
ここまで細かくチェックしている人はいないかもしれませんが、自分から電話をかけた場合は「折り返し」のフレーズは使わない方が無難なのかもしれませんね。