広島東洋カープが「SMBC日本シリーズ2016」の進出を決め、日本一への挑戦権を得た意気込みを語る、緒方孝市監督の試合後に行われたインタビューのコメントと、選手の共同記者会見でのコメントのまとめです。
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緒方 孝市監督のコメント
-ファンに一言。
「ファンの皆さま、クライマックス突破、おめでとうございま~す!」-CS突破の気持ちは。
「この瞬間を、このマツダスタジアムで迎えることができて、本当に最高に幸せです」-難しい試合だった。
「最後の最後までシビれました。最後は中崎がやってくれると信じていました。本当に期待に応えてくれました」-CSを振り返って。
「やはり調整期間の長さの難しさもあり、そして勝ち上がってきた対戦相手のDeNAベイスターズはシーズン中に何度も苦しめられた相手ですし、厳しい試合に本当になると思っていた。ですけど本当に一戦一戦カープの野球ができて勝つことができました」-戦う前に『いつものカープの野球を』と話していたが、監督の目にはどのように映っていた。
「本当に選手はシーズン通して成長してくれました。またこのクライマックスシリーズの経験で大変、力を付けてくれたと思います。次(日本シリーズ)へ、十分に手応えを感じています」-ファンの声援がアドバンテージになると話していたが。
「本当に大きな声援が力になりました。ありがとうございました!」-日本シリーズに向けて。
「本当にさらに厳しい戦いになると思います。ただひとつ、カープの野球をやるだけです。全力で頑張ります」-球場、全国のファンに向けて。
「本当に日本シリーズに準備は十分できたと思います。日本一目指してチーム一丸となって頑張りたいと思います。ファンも一丸となって戦いましょう!応援よろしくお願いします!」
出典:デイリースポーツ
丸 佳浩選手のコメント
日本シリーズ進出を決めることができて、まずは正直ほっとしているというのは感じます。
実戦が空いた中でどうなるかというのは初体験だったので、シーズン中やってきたことを出し切ろうということをチームで目標にしていました。それができて良かったと思っています。今日の試合は、初回に6点を取ってちょっと自分たちの中にも緩みがあった中で、点差を詰められていったのですが、リードしているし1点ずつ着実に点を取っていけば大丈夫という話をしていました。自分たちのスタイルを変えるということはなかったです。
逃げ切るかたちになりましたが、リリーフ陣には特に心配はしていなかったです。シーズン同様の良いピッチングをしてくれましたし、欲を言えば、終盤もうちょっと僕ら野手陣が1点でも追加点を取れれば良かったかなと思います。田中の出塁は、もう尊敬しかないですね。今日から田中さんと呼ばさせていただこうかなと思います。(笑)
打席がたくさんまわってくる上位打線は、そのまま試合の結果に直結してしまう可能性が高いので、しっかり気を引き締めてやりたいなという思いもありますし、短期決戦ですから自分が自分がというよりは、四球でもいいのでしっかりと繋ぐことが大切だなと、今日改めて思いました。
クライマックスだから特別なことをしようという思いはないです。試合前、石井コーチが「自分たちの野球やれば大丈夫」という風に声かけて下さったので、全員がそれに集中することだけを考えていたと思います。
僕の場合は、1試合目2試合目1本ずつしかヒットを打てなかったので、田中さんのように毎試合ヒットを打ってしっかりと良い結果が出せるように、僕もこのあとしっかりと練習していきたいなと思います。
短期決戦なので、本当に1球の怖さというか、気付いたら終わってしまうという部分がたくさんあるので、悔いの残らないようにしっかりと準備をして、あとはもう思い切りやるだけだなと思っています。日本シリーズは、初めての経験なので緊張はすると思うんですけど、そういうところも含めてしっかり味わいたいなと思っています。
当然、自分が打って勝つことができれば一番ベストですけど、というよりはほんとに「繋ぐ」ところですかね。その中でランナーがいたら返すことができればいいと思っていますけども、ほんとに繋ぐ野球をしっかりと日本シリーズでも出していけたらなと思います。
ここまで来たら相手どうこうではなく、いかに自分たちの野球が出来るかだと思っています。この自分たちの野球をこのCS同様出来るかどうかだと思っています。
出典:広島東洋カープ公式サイト
田中 広輔選手のコメント
日本シリーズ進出を決めることができて、ほっとしています。リーグ戦をぶっちぎりで優勝したので、どうしても見ている方は、勝って当たり前と思っていたと思うので、そんな中でしっかり勝ち切れたことは本当に良かったなと思います。MVPが取れて本当にうれしいです。自分でもびっくりするぐらいの打率・出塁率だと思います。
ただ、毎試合変わらず1番打者の役割を果たそうという気持ちで打席に入りました。
後ろに菊池、丸という同級生がいるので、僕がなんとか出れば、点に繋がるという気持ちで入っていました。それが良い結果に繋がりました。
打撃内容は出来すぎだと思うので、また気を引き締めてこれからしっかり練習したいなと思います。今日の第一打席目は、なんとか塁に出たいという気持ちで粘ったので、四球という最高の結果になって良かったと思います。そこから初回6点になり、今年のカープの野球を象徴するような攻撃だったと思います。タイムリーもなんとか食らいついてって気持ちでいったので、結果的にタイムリーヒットになってくれて良かったです。
打率・出塁率は、一生に一度の数字だと思っているので、今日だけこの数字を味わって、あとは切り替えていきたいなと思います。日本シリーズという舞台は、想像すらできないというか、第三者ではないですけど、テレビでずっと見ていた側なので、本当にどういう雰囲気かも分からないですが、思い切ってやりたいなと思います。
シーズン同様に1番打者として、しっかりと役割を果たすという強い気持ちを持って挑みたいなと思います。
出典:広島東洋カープ公式サイト
クリス・ジョンソン選手のコメント
日本シリーズ進出は、非常に嬉しいことです。これ以上ない最高の気分でいます。
25年間、日本シリーズに進出していないということでいろいろな思いがありますが、チームは非常に良い野球をしていますし、クライマックスシリーズでも本当に良い戦いができたと思うので、この流れをしっかりと日本シリーズにも持っていきたい、自分達の野球をしっかりやっていきたいと思います。どんなシリーズでも初めの一勝はとても大きなことなので、あの一勝が日本シリーズに流れを引き寄せたのかなと思います。ただ、それは自分の力だけではなく、攻撃陣がしっかりタイムリーを打ってくれて点をとって、後ろの守備陣もしっかり守ってくれて盛り立ててくれました。チームが勢いづくためには、とても良い大きな一勝だったと思います。
チームの雰囲気は、とても良い雰囲気でした。ただ、先発ピッチャーは自分のゲームがない時にはベンチの中には入れないので、ロッカールームで自分のチームメイトを盛り上げていこうと努力をしていました。難しい部分はありますが、裏でもしっかりみんなを支えていくという取り組みしていました。
このチームの雰囲気は、ほんとに最高な状態になっていると思います。昨日が誕生日だったので、ほんとに大きな誕生日プレゼントをもらったと思っています。実はプロのキャリアの中で、自分の誕生日を野球をやって迎えたことがなかったので、そういう意味でも嬉しいことですし、チーム全体でほんとに大きなプレゼントをくれたなと思っています。
ただまだ10月、日本シリーズという素晴らしい舞台が整っているので、さらなる大きなプレゼントをとりに行きたいと思っています。日本シリーズでは、優勝することしか考えていないです。
ここまで来たので、何も変える必要もないと思いますし、シーズン同様の準備をして自分の登板日が来れば、自分のすべてを出すという気持ちで取り組んでいきたいと思います。
出典:広島東洋カープ公式サイト