先日、知り合いのお医者さんと話をしていた時、年末ということもありお酒の話になったんですけど、私が「お酒を飲むと顔だけではなく全身が赤くなり、頭痛もするんです」と言うと、間髪入れずに「そういう人はお酒を飲まない方がいいですよ。食道癌のリスクもありますから」と言われました。元々付き合い程度にしかお酒を飲まないので、その場は「そうですか」と軽く聞き流したのですが、後になって気になったのでちょっと調べてみました。
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お酒を飲んで赤くなる人は飲まない方がいい!?
結論から言うと、やっぱりお酒を飲んで赤くなる人はお酒を極力飲まない方がいいようです。
飲んだアルコールは肝臓で代謝され「アセトアルデヒド」に分解されます。このアセトアルデヒドが有害で、顔が赤くなる、吐き気、頭痛、動悸、眠気などさまざま症状を引き起こします。そして何より怖いのが発癌性を疑われているということです。
通常、分解されたアセトアルデヒドは「ALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)」によって無毒な酢酸になり、最終的には水と炭酸ガスになって排出されます。ただし、この「ALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)」にはALDH1・ALDH2・ALDH3と3種類あり、特にALDH2がお酒に強いか弱いかを左右する重要な役割をします。
ようするに、ALDH2の働きが弱い、もしくはALDH2を持っていない人は「アセトアルデヒド」を分解できないので、毒性のあるアセトアルデヒドが長時間体内に留まるというリスクが発生します。
専門的な言葉が並ぶと分かりにくいので簡単に説明すると、お酒を飲んで赤くなる人は、遺伝子的にアセトアルデヒドを上手く分解できないので、できればお酒を飲まない方がいいということです。
自分に合ったお酒の飲み方を考えよう
この調べた結果を冒頭の知り合いのお医者さんに話したところ、「赤くなる、頭が痛くなる、といっても程度や症状は人それぞれだしあまり神経質になるのも問題だけど」と前置きしつつも、「お酒を飲んで顔が赤くなる、吐き気、頭痛、動悸、眠気などの自覚症状がある人は、少しお酒の飲み方を考えた方がいいよ」という事でした。特に喫煙する人はリスク大だそうです。私場合、お酒を飲んだ時の症状を詳しく話すと絶対に飲まない方がいいそうです(汗)
まとめ
このページを見ている人はお酒を飲んで何かしらの自覚症状があるのではないでしょうか。私の場合は知り合いにお医者さんがいたので相談できましたが、ネットで正しいかどうかわからない情報に左右されるより、あなたに合った予防法を見つけるためには病院で相談することをおすすめします。