朝起きたらやたらと多くの目やにが出ていた…。さらに、目やにでまぶたがくっついて、しばらく目が開けられなかった・・・そんな経験はありませんか?
目やには体の自然な働きで出ることもあれば、病気のサインである場合もあります。最近目やにが多くなったと感じる人は、その原因を知り、目やにの改善に役立ててください。
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この記事の目次
そもそも目やにはなぜ出るの?
目やには簡単に言うと目から排出される老廃物です。古くなった角膜や結膜の細胞、侵入してきた細菌・ウイルス・花粉などを涙と一緒に包み込み、体外へ排出したものが目やにの正体です。
医学的には「眼脂(がんし)」と呼ばれ、私たちが普段使う「目やに」「目糞(めくそ)」「目垢(めあか)」といった言葉はいずれも同じものを指します。通常の目やには健康な代謝活動の一環なので心配はいりませんが、いつもと違う色や、大量の目やにが続く場合は注意が必要です。
ねぜ寝起きに目やにが出るの?
起きている間は、まばたきと共に涙が老廃物を洗い流し涙道を通って排出されます。ところが、寝ている間はまばたきをしないため老廃物が目の中にとどまりやすくなります。その結果、朝起きたときに目やにが多く出てしまうのです。
目やにの原因
眼精疲労
パソコンやスマートフォンの長時間使用は、現代人に多い眼精疲労の原因です。悪化すると「頭痛」「めまい」「充血」「かすみ目」「しょぼしょぼ感」などが現れ、涙の分泌量も増えるため目やにが多くなります。
花粉やアレルギー
花粉・ハウスダストなどが目に入ると炎症を起こし防御反応として涙が増加します。その結果、アレルギー性結膜炎に伴い目やにが増えることがあります。
コンタクトレンズの使用
コンタクトレンズは目にとって異物です。目はコンタクトレンズを異物と感じ体外へ出そうと涙の分泌が増えることで目やにが多くなることがあります。また、汚れたレンズや長時間の使用は炎症や感染の原因にもなります。
結膜炎や感染症
細菌やウイルスによる結膜炎は、黄色や緑色の膿のような目やにを伴います。強いかゆみや充血を伴う場合は感染症の可能性が高いため、早めの受診が必要です。
症状別の目やに種類
- 黄色っぽい膿状の目やに → 細菌感染の可能性
- 液状のサラサラした目やに → 花粉などのアレルギー反応
- 白っぽく糸を引くような目やに → ウィルスの感染の可能性
目やにの予防法
- 汚れた手で目をこすらない
- 適度に目薬をさす
- 外出時は花粉・ほこり対策に眼鏡などで目を保護する
- コンタクトレンズは常に清潔に保ち、装用時間を守る
- 室内の湿度を保ち、乾燥を防ぐ
- 睡眠を十分にとり、目を休ませる
まとめ
目やには体を守るための自然な仕組みですが、色や量が普段と違う場合は病気のサインかもしれません。特に黄色や緑色の目やに、充血や強いかゆみを伴う場合は早めに眼科を受診してください。日常のケアと予防を意識して、健康な目を守りましょう。





















