宇宙には私たちの常識を超えた謎が数多く存在しています。その中でも超能力者インゴ・スワンが行った「月面の遠隔透視（リモートビューイング）」は、今なお多くの議論を呼んでいます。
アメリカ政府機関とも関わりを持ちながら彼が目にしたという月の裏側の光景とは一体どのようなものだったのでしょうか。今回はその驚くべき体験を紹介します。
CIAの極秘計画とインゴ・スワン
インゴ・スワンは、アメリカの超常現象研究における中心人物の一人でした。1970年代に彼はスタンフォード研究所（SRI）で行われていたCIAの極秘プロジェクト「スタンゲート計画」に参加。リモートビューイングの能力を科学的に検証する実験が繰り返され、その中で一定の成功例も報告されています。
ある日スワンは政府関係者を名乗る人物から依頼を受け、月の裏側を透視する任務に参加します。彼が座標を指定されて透視した対象は通常の天文学では明かされていない、未知の月面領域でした。
遠隔透視で映し出された月面の光景
スワンが透視で見たという月の裏側は以下のようなものです。
- 大気の存在を示すかのような雲や霞
- 巨大な塔やドーム型の建造物
- 窓のついた小型ドーム群
- クレーターをまたぐ巨大なアーチ構造
これらはまるで人の手による建築物のようであり自然の地形とは思えないものです。この驚愕の描写は当時のNASAの公式見解とも大きく食い違うもので、彼の報告は瞬く間にオカルト・UFO研究家の間でも注目を集めました。
エイリアン基地の存在と警告
スワンは後に自身の著書『Penetration』でこの体験をさらに詳しく綴っています。そこでは、彼が視た月面には「先住する知的生命体」が存在しており、人類に対して友好的ではない可能性があると警告しています。彼らは人間に似た姿を持ち、月面基地で活動しているように感じられたとも語りました。
さらに彼の遠隔透視中に「何者かに気づかれた感覚」を覚え、まるで透視自体を監視されているような緊張感を味わったとしています。この証言は、陰謀論や宇宙人存在説を後押しする話題の一つとなりました。
科学的評価とその限界
インゴ・スワンの体験は今でも議論の的です。CIAが実際にスタンゲート計画を行っていた事実は公文書から確認されていますが、月面に建造物や生命体が存在する証拠は公式には示されていません。科学界では彼の報告を「主観的なビジョン」「心理的イメージの投影」とする声が大半です。
一方で、すべてが虚構だと断じきれないミステリー性が残るのも事実です。政府が完全な情報開示をしていない可能性を指摘する研究者もおり、宇宙の隠された真実は今なお闇の中という感じですね。
おわりに
インゴ・スワンの月面遠隔透視は、科学・超常・陰謀といったジャンルをまたぎ、多くの人々の好奇心を刺激し続けています。彼の証言は、現代の科学的検証では説明しきれない部分を含みつつも、宇宙や人間の未知の可能性を考えさせてくれる興味深い物語ですね。
果たして彼が見た光景は現実だったのか、それとも想像の産物だったのか･･･その答えは私が生きている間に明らかにされると期待しています。
